こんにちは。めがねです。
最近、”自己肯定感” って言葉がよく使われますよね。
繊細な気質を持つ夫と子育てをする中で、考えさせられることがたくさんある。
夫の幼少時代の話を聞くと、心が苦しくなってくる
今と昔では、子育ての考え方ってかなり違ってきているとは思うのですが、
夫の幼少時代は、なんだか聞いていると壮絶です。
夫の家族は、両親と姉、夫の4人兄弟。
お義父さんの過去の仕事ははっきり分からないのですが、
実業家で海外を飛び回る生活をしていたらしい。
ほとんど家に帰らず、母と過ごす日々の中、父親と遊んだ記憶がほとんどないらしい。
そして実力主義というか成績が一番じゃないとダメな父親だったそうで、
昔から勉強、運動が極端に苦手だった夫は、
顔を合わせるたびになんでそんな成績なんだと怒られ罵られ、他人と比べられまた怒られる
そんな記憶が強く残っているそう。
話を聞いていると、幼少期からASD(自閉症スペクトラム)傾向だったんだと思う。
友達ともなかなかうまくいかず、学校生活もあまり馴染めなかったようだし、
不得意なことはとことん不得意。
一人で家の本棚の本を逆さまに入れ直したり、
時計や電話機を分解しては組み立てるなど、
特殊な遊びに熱中していたとか。
唯一の得意分野であったのは美術と英語。
美術系の学校に進学することを希望した夫は、いとも簡単に両親からダメ出し
「美大なんていっても食っていけない。普通の大学に行って、公務員になれ」
すごい典型的な・・・汗
そうして生きづらさを感じ、大学に進学せず、両親から離れて自分の力で生活するようになる。
親が子どもにかけるべき言葉とは?
この幼少期の話を聞いていた私は、
娘が産まれてより考えさせられてしまった。
そこでこんな本を見つけました。
帯の文章がドンピシャで、すぐに購入して読みました。
ものすごく、内容がスッと入ってくるというかハッとさせられるというか。
子供への接し方に悩んだときにも、すごく参考になる一冊だと思うので、めちゃくちゃおすすめ。
この中にたくさんの偉人の幼少期のエピソードが書かれているのですが、
その中でアインシュタインのエピソードが、一番印象的でした。
人ができることができない劣等生のアインシュタイン、
身体を動かすのが苦手で陰鬱な少年だったと。
この時点でなんか夫と似ている・・w
発達も遅く、両親が心配するような少年が、のちに「相対性理論」を提唱し、
ノーベル賞をとるまでになったのは、父親からの小さなプレゼントがきっかけだったという。
その他、チャーチルやナポレオンも幼少期の発達に関わる悩みなどあっても、
偉大な人物になれたんだと思うと、前向きになることができた。
どの偉人にも共通しているのは、
自己肯定感を高める親の言葉だったり行動、
サポートがあって飛躍した人ばかりだってこと。
これを読んで、夫のエピソードを思い返すと、
息子の得意を伸ばす言葉をかけることなく、学校で成績を取れない息子をなじる父親と、
愛情は注いでくれるけど、自身の主観で進路や行動を決めつけた母親
得意なことを全力でやらせてあげたり、褒めてあげたり、後押ししてくれたり・・
それがもしあったなら、夫の人生はもっと違ったんじゃないかなとか思うし、
おそらく本人自身もそれを感じながら生きているんだと思う。
幼少期の親の言葉は、人生を変える力を持つ?
現在3歳の娘の父親となった夫は、
娘を可愛がるたびに、過去の自分が親に言われたこと、
されたことを思い出しては憂鬱になってしまうんだそう。
もうトラウマレベルなんでしょうね。
「自分は子供の頃暗くて親に怒られたことがある。娘は明るくてよかった」
「自分は誕生日をろくに祝ってもらったことがない」
「自分は祖父母に可愛がられた記憶がない。めがねの両親に可愛がってもらえて娘は幸せだな」
「やりたいことをやらせてもらったことがない。娘にはいろんなことをやらせてあげたいな・・」
自己肯定感を下げに下げられた幼少期を過ごした男は、おじさんになった現在まで、
いろんなことにマイナス思考に考えがち。
HSPの特徴、考えが深すぎるので、時間が経っても考えすぎて一人で落ちている。
一言でも、
「お前は美術の才能があるな」「不得意があってもいいんだよ」
そんな言葉があったなら、と無駄に考えてしまう。
娘の自己肯定感を高められる親に、私らはなれるはず
私自身は夫とは正反対に、親に褒められた記憶、認められた記憶がたくさんある。
怒られたこともたくさんあるし、親と喧嘩してぶつかった事もたくさんあるがw
それでも、やはり大事に育ててもらったと今感じれているのはとても大きい。
自分は自己肯定感でいうと、割と高い方なのかもしれない。
自分が言われて嬉しかったことは言ってあげよう。
言われて納得できなかった事は言い回しを変えてみよう。
そんなことを考えながら、日々娘と接している。
自己肯定感が低い夫の経験も、
きっと成長する娘への愛情を注ぐことに還元されるはず。
もう今の時点で、娘への愛情は完璧だし、
自分が辛い思いをした分、娘にはそんな思いをさせたくない!!
って思いが誰よりも強いから、そんなパパの気持ちも伝わっているのか、
夫にはあまりわがままを言わないし、割ということを素直に聞いている。w
何より娘はパパのことが大好きだ。
そんな二人と一緒にいるわたしができる事は2つ。
娘の自己肯定感を養いながら、明るく人生を歩める強さを育ててあげること
それと同時に、
夫が過去親に言われなかった言葉をかけ、自信を持って仕事に取り組んでもらうこと
わたしも課題が多い人生です。w
コメント