【習い事】ピアノ教室選びで最も大切だと思うこと〜良き先生との出会い・親の関わり方の重要性〜

娘の子育て日記

こんにちは。めがねです。

私の娘は、今年からピアノを習い始めました。

何かしらの習い事をやらせたいなーと思っていくつか候補を考えていたのですが、

夫と相談し、幼児の2歳頃から、お試しでリトミック教室に通わせ始めました。


その先生が幸運にもとっても良い先生で、本人も先生が大好き。

先生大好き〜
ピアノやりたい〜〜♪



と言ってくれたので、

ピアノクラスにそのまま通わせる運びとなりました。

私の過去のお話も踏まえて、

私が娘にピアノをやって欲しいと願うきっかけと気をつけていることを書いてみたいと思います。

ピアノだけでなく、習い事に通わせることを考えているお母さんの参考になればと思います。

10年ピアノに通ったけれど上達しなかった私の失敗談

タイトルにも書きましたが、私もピアノを幼稚園児の時から中学1年くらい?まで

実は約10年くらい続けていました。


でも、全然弾けません。w


練習が足りなかったのは紛れもない事実。

やる気もあまりなかったのも明らかな事実。

譜面が全く読めないまま大人になったのも事実・・w


言い訳のようですがw 私自身がそうなってしまった理由が実はあります。

ピアノを始めたきっかけは、父親のススメ

外資系サラリーマンだった私の父は、海外出張や転勤の多い人でした。

その関係で、私が幼稚園年長の時に、家族揃ってアメリカに移住しました。

そんなアメリカでの生活の中で、現地の学校、日本人学校の両立に加え、

習い事もやらせてあげよう、と考えてくれた私の両親

長男はサッカークラブに入れたから、
めがねには女の子の教養として
ピアノを習わせよう!


そのころの私は、きっとノリノリでやる〜と言ったんだと思う。(覚えてないけどw)

アメリカにもヤマハ音楽教室はあったようで、

まず私はそこに体験入学させてもらいました。


しかし・・・


だだっ広い部屋にエレクトーンがたくさん並ぶ教室内、

体験に行った時期が中途半端だったのかな?

友達を作れる雰囲気でなく、すでに仲良し同士固まってる感じ・・。


そこまで積極的な性格ではなかった私はちょっとビビって、

さらに先生もそこまで良い印象なく、というか全然印象に残らない感じで・・

母に、

ここなんか通いたくない・・・

とぼそっと言ったそう。

それから日本人の知り合いの紹介などで母が必死に探してくれて、

個人の家でピアノを教える先生のところに通うことになりました。

帰国後も個人レッスンに通い続けたけど、練習する意欲がわかない・・


現在娘が通っている先生も、個人レッスンのスタイルではありますが、

私の場合には、

 とにかく先生が好きになれない

 発表会など披露する場所がない

 練習しなくても怒られない

そんな先生ばかりだった記憶が強く残っています。


帰国してはじめに通った先生は、学校の目の前にある自宅でのレッスン。

先生は優しいけど熱心ではなく、

「ここから弾いてみて〜」と私が弾き始めると、途端に別の部屋に・・

洗濯物を片付けたり自分の子供と会話したり・・・

弾き終わると戻ってきて、少し教えてくれて、宿題を出されて、終わり。
(いま思い返すとこれって月謝泥棒じゃない!?w)


全く楽しくなかったですし、

練習してもしなくても、全く怒られないし褒められない。

時々小さい発表会はあったけど、

ホールでワンピースを着て親や観客のまえで披露するとかそんなもんじゃなく、

私服で習いにきてる子達(先生の息子と娘も)の前で1曲弾くだけ。

練習する意欲すら湧かなかったです。


でも、お金を入れた月謝封筒を持って先生に渡すときに、

私のためにお金払ってくれてるのに、辞めたいとか言いづらいなぁ・・


と、一人で悩んでいたのを覚えています。

転校して、また別の個人の先生を母が探してきてくれて通ったけど、

おばあちゃんすぎて、弾くよりト音記号をひたすらドリルに書くだけの先生・・・

だったりw

30分のレッスンの中で、15分以上先生の単独オペラ演奏を聴きながらおやつを食べる

だったり・・ww

なんだそりゃ、って感じでした。w

どうしても、

 この先生に褒めてもらいたいから頑張って練習しよう

 親の前で披露するから失敗しないように練習しよう



そんなことも全く感じることのないまま小学校生活が終わり、

中学に進学し部活動で忙しくなったのをきっかけに、

ようやく「辞める」ってことを親に認めてもらえました。

「お前のためにピアノを買ったんだから、ちゃんと続けろ!」

良い先生が見つからなかった以外に、

私にとってとてもプレッシャーだったのは、

父親の

お前のために高いピアノを買って、わざわざアメリカから輸送してまで持って帰ったんだ。辞めるなんて言うなよ!

そのころの父親はバリバリ外資系企業で働く、忙しくてコワイ父親でした。
(今はオヤジギャグが弾むおちゃらけたじぃじである)

こんな台詞を言われつつ仕方なしに練習し、

レッスン前に慌てて指で思い出しながらレッスンに間に合わす・・

そんなこと続けていると、

ピアノを楽しむ気持ちはどこかにいってしまい、

やがてどうやったらピアノを辞めれるかばかり考えるようになっていました。

弾けるようになりたい自分も・・

そうは言っても、習い事何しているの〜?と友達に聞かれると、

一応、ピアノ・・

と答えます。

譜面を読んで自由自在に弾くいうスキルが全く身に付かず

先生の弾いているのを真似して指で覚える、だけしかできなかった私は、

弾いてみて〜なんて言われるのが怖くて、

習い事・ピアノ

を隠して過ごしたりしていた時期もありました。



中学に進学し、合唱コンクールが毎年ありましたが、

そこで伴奏者に自信を持って立候補し、

クラス全員の歌に合わせて堂々と弾いている子を見ると

なぜだかとても心が苦しくなっていました。


心の底では、

伴奏をかっこよくクラスの代表として弾いてみたい・・


そんなことを考える自分もいたのを、今でも覚えています。

これに関しては、生涯誰にも言ったことはありません。w

おそるおそる娘をリトミッククラスへ

こんな私の過去の経験があるのに、娘にもピアノをやらせるの?

と、自問自答したりもしました。

親のエゴにならないか、

自分がされたみたいに、やりたくもないのに通わせることになったりして・・

など、いろいろグルグル考えました。


私の親がピアノに通わせてくれたこと自体はとてもありがたいことではありましたが、

そのあとの自分のピアノに対する姿勢や先生との出会い、

親のプレッシャーをプラスに受けとめて、少しでも楽しいと思えていれば

続けてよかったって、大人になって思ったんじゃないかと考え、


娘には嫌がったらすぐ辞めさせれば良いし・・と、

試しにリトミックから触れさせてみようと思ったわけです。

良い先生との出会いが何よりも大切だということ

近隣ではいくつかピアノ教室があり悩みつつ、

先生と娘との相性

発表会があるかどうか

という視点を重視して教室を選びました。


これが大正解!!

見つけたのは物腰柔らかい素敵な先生で、

娘も楽しそうに、嫌がることなく1年リトミックに参加してくれていました。

現在リトミックからピアノに移行しましたが、

リトミックがピアノにもたらすメリットや、

上達する上で何が大事なのかを丁寧に教えてくれる、

何より娘としっかり向き合って、楽しくレッスンを進めてくれる先生です。

自分がこんな先生に出会えていたなら・・クゥ・・

そして発表会を1年に一度ホールで開催し、

それに向けて計画的に練習を積み上げていく、

そのプロセスにもいろんな学びがあるので重要視している、と先生は言っていました。



うん、間違いない!!泣



私が過去に教えて欲しかったこと、

必要だった言葉が、この先生からはたくさん受け取ることができる。

私自身が聞いていてとても嬉しくなりました。


でももしかしたらこれって、ピアノの先生としては当たり前のことなのかもしれない・・

その当たり前が何一つなかった過去の私は、

ピアノで何を学んだんだろうとさらに落ち込んでしまったり。

それだけ先生との出会いって大事なんだと、再確認できました。

親のサポートの仕方も絶妙に大事なんだと実感


この素敵な先生のもとでピアノを習う娘に対して、

母親の私がこれから意識しないといけないことは、


楽しんで通えるようサポートすること

本人の意思をその都度確認すること

上達をそばでしっかりと見て褒めてあげること



私の場合、

楽しんでできているかを聞いてくれていたら、本音が言えたかも・・とか、

義務感で通っている私に、その意思を確認してくれていたら・・とか、

家事片手間に聴いてくれているかわからないな・・とか

私は親に対し思ったことがたくさんありました。




去年だったか、娘のために夫が買ったkawaiの電子ピアノを、

夫にけしかけられて、私の母の前で少しだけ弾いたことがあったのですが、

娘のピアノ、久しぶりに聴いたわ〜なんか嬉しい


と、言っていたのを聞いて・・・

なんだかこみ上げてくるものがありました。



私の母は、あまり子供を褒めたりしない、ちょっとクールな人で、

私のピアノの練習に横にいたことはなく、いつも家事をやっていました。

でも、

実は聴いてくれていたんだ・・
本当はピアノを続けて欲しかったんだ・・


と、最近になってわかった事実。

なんだか少し嬉しいような申し訳ないような・・複雑な気持ちになりました。



こんな私の経験を反面教師に、

娘が習い事を楽しんで続けていけるよう

これからしっかりとサポートしてあげたいなと、心から思った最近です。


もうすぐはじめての発表会です。

今年は先生と連弾ですが、いつか一人で弾いてる姿を想像しただけで泣けそう。w





コメント