【人といると疲れる】感覚過敏の繊細夫を家族旅行に連れてったら精神崩壊した

夫の観察日記

こんにちは。めがねです。

先日、事件がありました。

わたしの夫はHSP、ASD傾向のとっても繊細な人間です。

HSPの特徴である共感しすぎて人に疲れる、という特徴を持っているのですが、

それはわたしの両親でも同じこと。

年に1回程度しかない1泊2日の私の両親との家族旅行で、彼の精神が崩壊してしまった。

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悪いこと続きの旅行前

そもそも旅行前から、夫の身の回りに不運なことが続いていました。

仕事の業者と電話でイザコザがあったのか、

「もう今後うちに注文してこないで」

なんて言われてしまったり・・・

聞いてるとそこまで夫に非はないようにも思うけど、少し細かい注文をつけてしまったよう。

神経質な性格なので、どんな場面でも注文が細かくなってしまうんですよね。悪気なく・・

でも業者の言い方が一方的で酷すぎて、かなり落ち込んでいました。




さらに旅行前日、運転中にウインカーを出して車線変更した際に、

後ろの車の運転手がいきなり割り込まれたと思ったのか、

追い越しざまに

「邪魔すんじゃねー!!」

なんて叫ばれてしまったり・・・

夫は気持ちが不安定な時、焦っている時など運転が荒くなりがちではあるけど

ルールに違反などは後ろで見ていてなかったはず。

これにもかなりメンタルにきていた様子でした。


さらにはお客さんからの複雑な要望のメールを受け、電話の折り返しもなく

対応が解決しない事態も重なっていたよう。


とにかく、横で見ている私もヒヤヒヤするような、

外的要因でのストレスが彼を追い込んでいる状況ではありました。

心配しつつも、


大丈夫だよ。なんでもないから



なんて明るく振る舞っていました。

義両親に気を使いすぎて空回る

いざ旅行当日。

穏やかに過ごしているように見えて、やはりわたしの両親に対して

気を遣って、頑張って立ち振る舞ってくれていましたが、

頑張りすぎて張り切りすぎてなんだかぎこちない・・


わたしの両親もわたしも、夫とは真逆の鈍感人間。

楽観的だし、細かいことは気にしない。

夫のフォローをしっかりしつつも、ただただ旅行を楽しんでいました。

旅行は楽しく過ごせたはずだったが・・

旅行は楽しく過ぎ去り、わたしが予約したホテルもいい感じでホッとして、

なかなか段取りとしては良かったし、両親も楽しかったね〜なんて言いつつ、

実家に帰宅。

翌朝、荷物を積んで帰る準備をしていると・・・・


早く、ここを出よう・・・





と、私の両親へ朝の挨拶をひとことしたと思ったらさっささっさと荷物を積み込み、

運転席でシートベルトをさっさを締めている・・


ん・・これは尋常じゃない空気・・


母親に小声で、

何かあったようだから、もう出るね・・





と、私が娘を抱えて車に乗り込んだ途端、


夫が急発進っ


あっという間に実家を離れてしまった。


いつもは娘にまた会おうね〜とか、また来いよ〜なんて両親に笑顔で送り出してもらう場面


ろくにお礼もできないまま帰ることになってしまった。



朝早かったので娘は爆睡の車内・・


この行動にびっくりした私が夫を問い詰めると、


きっかけはとっても些細なことでした。

心が不安定なとき人といると、被害妄想が加速する


旅行から帰宅した日の夕食の席でのこと

料理の得意な夫は、私の両親に何かしてあげたい、感謝を伝えないとと思ったのか

1品料理を作ってくれた。

ホタテの炒めものだった


ホタテ好きの母は真っ先に美味しいおいしいと箸を進めていましたが、

私の父は、ゆっくり晩酌するのが大好きなので、

料理の手をつける順番はいつもなんとなく決まっている。

冷奴の後に刺身、その後にサラダ、そしてメイン料理、の順番


でも、夫はそれを見て、

自分が作った料理に真っ先に手を付けなかった父に対して、

いろんな感情が渦巻いてしまったようだ。




 なんでお義父さんは箸をつけないんだろう・・

 ホタテは嫌いなのかな・・・

 いらないものを作ってしまったんだろうか・・




食事中、ずっと考えてしまっていたよう。


そのことがきっかけで、連鎖的に今回の一連の出来事

業者やドライバーからの暴言や、

取引先からの無茶な要望の対処

それに加えて義両親への丸三日間の気遣いから、

ストレスが最高潮に達し、爆発してしまったようでした。



あとで両親にこっそり電話して聞いてみると、

まったく何にも気にしておらず、

仕事で疲れている中旅行では気を遣わせちゃったかな

でも楽しかったね
ホタテ?料理の食べる順番はいつも通りなだけで、
嫌いなわけではないよ。
彼の作る料理は美味しかったぞん



ぐらい。

全く本人が気にするほどではないのであるが、



気にしすぎているのは自分だけ?

俺はおかしいのかな?

俺は嫌われているんだ。

まだ娘の夫として認めてもらえていないんだ。

自分のこと、頼りないダメな人間だと思われているに違いない

そんなふうに被害妄想というか、自己嫌悪というか、

全てをネガティブに考え抜いてしまう傾向が、その時彼の中で起こっていたようです。

心の病にかかりそうな時、かける言葉とは

翌日仕事から帰って夫と話をしました。

話を聞いてあげると、気持ちが落ち着いたのか、

考え過ぎなだけだったことがわかったのか誤解?はなんとかとけた。


しかし誤解が解けて、彼の中に残るのは、


なんでこんな気持ちになってしまったんだろう

どうして妻の両親を疑ってしまったんだろう

感情のコントロールができない自分が恥ずかしい・・


という自分に対する自己嫌悪


そうして、やるべきことが手につかず、1日ボーッとしてしまったり

嫌なことを忘れるためにお酒を飲みすぎてしまったり・・・

考え事をして、夜中に起きて眠れなくなって、朝方まで起きていることも・・





これまでも何度か同じようなメンタル爆発はあり、

気持ちを落ち着けて欲しい、という思いで

診療内科を軽く勧めてしまったことがありましたが、

俺は病人だって言いたいの!?
考えすぎっていうけど、考えすぎる俺が変なの!?
普通じゃないってことか!?



と、逆鱗に触れたことがあったので、

今回私は自分の意見を言わず、まずは聞くだけにして、

そっとしておくことにしました。



すると数日後、彼の中で何かがまとまったのか、

心療内科に行くべくなのかな。
行ったら感情コントロールできるようになるのかな
でも薬に頼る自分でいたくない、
悩むな・・でもこのままじゃダメな気がする・・



と、自分と少しずつ向き合っているようでした。

ここまで自分から言うのは今までになかったので正直びっくりしました。


今回のことで、妻の私もできることがあったんじゃないかと反省

彼の精神状態を組んで、

旅行無理しないでいいよ、

と言ったあげることもできたんじゃないか

「無理してないよ、大丈夫、みんなで楽しもう。」

という言葉をそのまま受けとらず、本音を聞くこともできたんじゃないか

彼の中に溜め込んでいるものを吐き出させてあげる機会を作れたんじゃないか

HSP、ハイパーに繊細な人間なので、

自分と同じ感覚でいてはいけないんだな、と改めて感じました。


ただ、夫のすごいところは、

苦しみながらも自力で這い上がるパワーだけはあるってこと。



今後、彼がどう前向きに生きていけるのか、どう自分と向き合っていけるのか

娘の成長とともに、見守っていこうと思います。

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